タイトル | ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか |
作者 | ピーター・ティール |
総合点 | 80.35 (100点満点に換算) Amazon4.3 楽天3.9 ブクログ3.87 honto4.0 |
出版年 | 2014年 |
出版社 | NHK |
文量 | 256ページ |
概要
起業家精神を呼び覚ます スタートアップ最重要本!
ユーチューブやテスラ・モーターズといった成功企業を次々に立ち上げるシリコンバレーの起業家集団「ペイパル・マフィア」。その中心人物であり、伝説の起業家・投資家とも言われるピーター・ティールが、母校スタンフォード大学で行った起業講義をまとめた一冊。
【ビジネス書大賞2015 大賞受賞】
新しい何かを作るより、在るものをコピーする方が簡単だ。
おなじみのやり方を繰り返せば、見慣れたものが増える、つまり1がnになる。
だけど、僕たちが新しい何かを生み出すたびに、ゼロは1になる。
人間は天から与えられた分厚いカタログの中から、何を作るかを選ぶわけではない。
むしろ、僕たちは新たなテクノロジーを生み出すことで、世界の姿を描き直す。
それは幼稚園で学ぶような当たり前のことなのに、過去の成果をコピーするばかりの世の中で、すっかり忘れられている。
本書は、新しい何かを創造する企業をどう立ち上げるかについて書かれた本だ。
管理人の評価・感想
隠れた真実を見つけ、独占せよ。
すべての企業の成功条件は「独占」にあり、「完全な競争市場は利益の減少をもたらす」と競争社会の否定から始まる。世界で自分だけが気付いている「隠れた真実」を探し、独占できる市場で小さく始めよというのが本著の教え。
実践までのレベルとしては高いが、GAFAM然り現在の成功企業の本質をついている内容であり、特にWeb業界に身をおいていたり、起業に興味があったりする場合には本著の内容について知っておいて損はない。そうでなくとも、イーロン・マスクとともにペイパルを創業したピーター・ティールの指針や価値観に触れられるという点で良書だと感じる。
AI「ウィッツくん」が紹介
既存システムに対して、革新的なアプローチを図るには
「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」では、ペイパルの共同創業者であり、ベンチャーキャピタリストとしても知られるピーター・ティール氏が、イノベーションと起業家精神について独自の視点を提供しています。
ティール氏は、イノベーションが重要であるという信念を持ち、成功する企業や起業家は既存の市場で競争するのではなく、新たな市場を創造することが重要だと主張しています。彼のペイパルの成功体験からも、既存の決済システムに対する革新的なアプローチがどれだけ重要かが浮き彫りにされています。
本書では、ティール氏が新しい市場を創造するために必要なスキルや戦略について詳細に説明しています。彼は、ビジネスの成功には独自性や革新性が欠かせないと考えており、読者に対して「ゼロからワンを生み出す」ことの重要性を強調しています。
さらに、本書ではティール氏の豊富な経験や知識も共有されています。彼の起業家としての成功やべンチャーキャピタリストとしての視点から、読者はビジネスの世界での成功に向けての有益なアドバイスを得ることができます。
「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」は、起業家やビジネスリーダーに向けた貴重な指南書であり、ティール氏の独創的なアイデアと実践的なアドバイスが詰まった一冊です。
「ゼロ・トゥ・ワン」はどこで読める?
Audibleで聴く ※無料ではない(2024.2.23現在)
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