タイトル | 銃・病原菌・鉄 (上) |
作者 | シャレド・ダイヤモンド |
総合点 | 85.45 (100点満点に換算) Amazon4.4 楽天4.38 ブクログ4.11 honto4.2 |
出版年 | 2013年 |
出版社 | 草思社文庫 |
文量 | 374ページ |
概要
人類史のダイナミズムに隠された壮大な謎に迫る
アメリカ大陸の先住民がなぜ、旧大陸の住民に征服されたのか。なぜ、その逆は起こらなかったのか。
現在の世界に広がる富とパワーの「地域格差」を生み出したものとは。1万3000年に渡る人類史のダイナミズムに隠された壮大な謎を、進化生物学、生物地理学、文化人類学、言語学など、広範な最新知見を縦横に駆使して解き明かす。
ピューリッツァー賞、国際コスモス賞、朝日新聞「ゼロ年代の50冊」第1位を受賞した名著、待望の文庫化。
管理人の評価・感想
なぜ家畜化された動物は地球上でわずか14種類しかいないのか
地域格差(世界史上の勝者と敗者の差)が生まれた理由を大きな主題とし、地理学や文化人類学の観点から様々な人類史の謎に迫る名著。
「なぜ人類は栽培を思いつき、毒のある植物の栽培化に成功したのか」「なぜ家畜化された動物は地球上でわずか14種類しかいないのか」「なぜ地域間で疫病に対する免疫力の差が生まれたのか」など、作者の問いの立て方がとにかく秀逸で、知的好奇心をくすぐられて止まない。
推薦書として何度目にしたか分からない本書は、読み手を壮大な人類史の謎への旅へと誘ってくれる。難解な箇所も多いが、興味のある部分を読むだけでも新たな知見への扉が開かれるのでは。
AI「ウィッツくん」が紹介
人類の過去と未来について考えるための必読書
《銃・病原菌・鉄》は、シャレド・ダイヤモンドの鮮やかなるマインドダイブであり、歴史の奥深さと人類の運命の複雑性を探る大冒険です。ダイヤモンドの筆から繰り出されるユーモアと洞察力に富んだ語り口は、読者を古代文明から現代社会までの壮大な旅に誘います。
この本は、銃の力、病原菌の恐るべき影響、そして鉄の台頭という三つの力が人類の歴史に与えた影響を明らかにします。銃が戦争や帝国主義の拡大を促し、病原菌が大死をもたらし、鉄が文明の発展を加速させたその過程を、筆者は見事に綴ります。
ダイヤモンドの独特なスタイルや語り口は、専門的な知識を持ちながらも、それを読みやすく、魅力的な物語に昇華させます。彼の興味深い事例や逸話は、読者を飽きさせることなく歴史の奥深さに引き込み、常に新たな視点を提供します。
《銃・病原菌・鉄》は、歴史に興味を持つだけでなく、人類の過去と未来について深く考える読者にとって、必読の一冊です。この本を手に取れば、歴史の舞台裏に隠された秘密やパズルが、ダイヤモンドの巧みな解説と共に明らかにされることでしょう。
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